ピーマンの育て方
和名/別名
ピーマン
英名
Sweet Pepper
原産地/生産地
熱帯アメリカ
分類
ナス科トウガラシ属
発芽地温
25~30℃
生育適温
20~30℃
野菜栽培カレンダー
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
寒冷地 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
一般地 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
温暖地 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
※品種によって違いがあります。
種まきと間引きなど育苗管理
- 箱に育苗土を入れます。育苗土は種まきに適した土壌です。
- 深さ1cmの溝を8cm間隔で作ります。溝は種まきするスペースです。
- 種を5mm間隔に条まきします。種は均等に配置し、密集させないようにします。
- 覆土は5mmほどかけます。薄く土をかけて種を覆います。
- 水やりを行います。水をやさしくかけ、土を湿らせます。
- 箱を保温(25~30℃)します。暖かい環境が発芽を促します。保温用のカバーや温度調節器具を使用します。
- 発芽後は夜温を25℃くらいに下げます。温度を下げることで苗が強くなります。
- 本葉が2枚になったらポット(10.5~12cm)に移植します。ポットは苗を育てるための容器です。
- 夜温を20℃程度に保ちながら、育苗を管理します。温度の変動を最小限に抑えるようにします。
畑の準備~定植
- 定植の2週間以上前に苦土石灰を全面に散布し、土を耕します。苦土石灰は土壌の酸性度を調整するためのものです。
- 1週間前に堆肥や元肥を施し、再度土を耕します。堆肥や元肥は土壌に栄養を与え、ピーマンの健全な成長を促します。
- 畝立ては定植予定の2~3日前に行います。畝は土を盛り上げて作るもので、ピーマンを植えるスペースを作ります。
- 地温を上げるために、畝に黒色のポリマルチを敷きます。ポリマルチは熱を吸収し、土壌の温度を上げる効果があります。
- 苗が本葉が13~14枚になり、1番花が咲き始めた頃に定植を行います。この時点で苗は十分に成長し、定植に適した状態です。
- 定植時に支柱を立てて誘引します。支柱はピーマンの成長をサポートし、植物が倒れないようにします。
整枝
- 1番花の下から勢いよく出た側枝を2本残し、主枝1本との3本仕立てにします。
- 側枝は均等に配置し、十分な間隔を開けます。
- 不要な側枝や葉を摘み取ります。
追肥
- 定植後2~3週間が経った頃に、1回目の追肥を行います。
- 肥料を適量取り、マルチのすそを上げて肥料を畝の両側の肩部にばらまきます。
- 軽く耕して土と混ぜ、その後マルチを元に戻します。
- 追肥は2~3週間おきに繰り返します。
収穫
- 1番成りや多く着果した時は、若採りすることで株の負担を軽くし、その後の生育や着果を促進させることができます。
- 成長が進んだピーマンは重みで株が負担を受けるため、適切な時期に収穫してください。
緑色果(未熟果)の成り始めと着色までの日数
- 成り始めの緑色果になるまでの日数は、開花後25日程度かかります。
- 最盛期には15日ほどで緑色果が形成されます。
- ただし、赤色などカラフルに色づくまでには開花後55~60日前後かかるため、しっかりと待つ必要があります。