ホウレンソウの育て方
和名/別名
ホウレンソウ
英名
Spinach
原産地/生産地
中央アジア
分類
アカザ科ホウレンソウ属
発芽地温
15~20℃
生育適温
15~20℃
野菜栽培カレンダー
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
寒冷地 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
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温暖地 | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
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※品種によって違いがあります。
畑の準備
土壌の準備
- 土壌の酸性が強い場合は、種まきの2週間以上前に苦土石灰を全面に散布して深く耕します。
- 苦土石灰を土に混ぜることで、土壌の酸性を中和し、ほうれん草の生育を改善します。
- また、1週間前に堆肥と元肥を施し、よく耕しておきます。これによって土壌に栄養を与え、ほうれん草の成長を促します。
畝作り
- 種まきまでの間に畝を作ります。
- 畝は60~90cm程度の幅に作ります。
- 土を盛り上げて作ることで、水はけを良くし、ほうれん草の根が湿りすぎないようにします。
種まき
まき溝の作成
- まき溝は深さ1.5~2cm、幅が約3cm程度の溝を作ります。
- 底をできるだけ平らにならしましょう。
種まき
- まき溝に種をお互いの間隔が1~2cm程度になるようにばらまきます。
- 種まきの際、手で均等にばらまくか、指で種を間隔を調整しながらまきます。
覆土と水やり
- 種まき後、まき溝に約1cmの厚さの覆土をかけます。
- 軽く土を押さえて種を覆います。
- その後、しっかりと水やりを行います。土がしっかり湿るように注意しましょう。
まき溝の条数
- 畝幅が60cmの場合は、4条のまき溝を作ります。
- 畝幅が90cmの場合は、6条のまき溝を作ります。
間引き・追肥・中耕などの栽培管理
水やり
- 種まき後、乾かないように注意して水やりを行います。
- 土が湿っている状態を維持し、乾燥しないようにします。
発芽
- ほうれん草は通常、種まきから5~7日ほどで発芽します。
- 発芽までの期間を確認しながら待ちましょう。
1回目の間引き
- 本葉が1~2枚になった段階で、株間を3cm程度に間引きします。
- 健康な苗を残し、株間を適切に広げます。
2回目の間引き
- 本葉が3~4枚になった段階で、株間を6cm程度に間引きします。
- 健康な苗を残し、株間を適切に広げます。
追肥
- 2回目の間引きの後に追肥を行います。
- 化成肥料(N:P:K=8:8:8)を1平方メートル当たり1握り(約50g)を条間にばらまきます。
- 追肥によってほうれん草の栄養補給を行い、健全な成長を促します。
収穫
草丈の確認
- 草丈が20cm以上に成長したほうれん草から順次収穫します。
- 収穫する時期は草丈や個々の株の状態を確認しながら判断しましょう。
収穫方法
- 抜き取って収穫すると株を傷める可能性があるため、ハサミかナイフを使って根元を切って収穫します。
- 根元を切る際に、他の株や周囲の植物に影響を与えないよう注意しましょう。
トウ立ちに注意
- 夏まきや春まき栽培では、一部の品種はトウ立ちする株が出ることがあります。
- トウ立ちとは、株が花をつけ始めて成長が止まる状態です。
- トウ立ちが始まる前に早めの収穫を心掛けましょう。品種によって収穫のタイミングが異なるので、品種の特性を確認して適切な収穫時期を判断します。